ラクマは2018年に楽天の子会社が運営する女性ファッション専用のフリルと合体して、新しいラクマとしてリニューアルを果たしました。それに伴い、サービスの一部変更や、手数料の引き上げなどが起きており、利用しているユーザーでも不明な点が多いです。
そこで本記事では、リニューアルしたラクマを利用する際に発生する手数料や計算方法について徹底解説しています。
ラクマの手数料一覧
ラクマで会員登録してから商品を出品・購入、そして代金を受け取ってから現金化するまでに掛かる手数料を表にまとめました。
登録料 | 無料 |
月額手数料 | 無料 |
出品手数料 | 無料 |
販売手数料 | 3.5% |
購入手数料 | 0円~100円 |
送料 | 82円~4,730円 |
振込手数料 | 210円(条件によって無料) |
これらの手数料について、もう少し詳しく解説していきます。
手数料が無料のサービス
手数料が無料になるサービスは、登録領と月額手数料、出品手数料の3つです。
ラクマでは新規会員登録する際や、登録後に月額・年間使用料は発生しません。また、商品を出品するのも無料です。つまりラクマでは、会員登録してから商品を検索したり、出品する分には全て無料で行えます。
逆に、出品した商品が購入されたりすれば手数料が発生すると覚えておいてください。
販売手数料は無料から3.5%に
リニューアル前のラクマでは販売手数料が無料で、それが売りのフリマアプリでした。
しかし、リニューアル後のラクマはサービスの品質やキャンペーンを増やす事を目的に、販売手数料を引き上げ3.5%と設定しました。それまでラクマを利用していたユーザーから反対の声が上がりました。
ですが、同じフリマアプリのメルカリや、ヤフオクなどの販売手数料が10%前後という事を考えると、ラクマの販売手数料は格安とも言えます。
支払い方法による購入手数料
ラクマでは様々な支払い方が利用できますが、支払い方法によっては手数料が発生します。そこで、支払い方法による各種購入手数料を下記表にまとめました。
コンビニ | 100円 |
郵便局/銀行ATM | 100円 |
クレジットカード | 無料 |
楽天ペイ | 無料 |
LINE Pay | 無料 |
dケータイ払いプラス | 100円 |
auかんたん決済 | 100円 |
ソフトバンクまとめて支払い | 100円 |
Paidy払い(翌月払い) | 無料 |
ポイント払い | 無料 |
売上金払い | 無料 |
この中で使用する際に注意が必要な物を解説していきます。
コンビニ・郵便局・銀行ATM払い
コンビニなどで支払う際は100円の振込手数料が発生しますが、これは一件に付き100円の発生になります。
例えば、同日に三つの商品を購入したとします。支払い方法をコンビニ振り込みした場合、同日、同じ人が相手だったとしても三件別々に処理されるため振込手数料が300円必要になります。
dケータイ払いプラス・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払い
この支払い方法は、いわゆる携帯電話のキャリア払いになります。
毎月の電話会社からの請求金額に、購入代金が加算されて支払う形になりますが、こちらも一件に付き100円の手数料が発生します。
Paidy払い(翌月払い)
Paidy払いとは、その月の支払いを合算して翌月に支払う方法です。
クレジットカードと同様の使い方ができますが、クレジットカードと違い事前に審査や登録を必要とせず誰でも簡単に使えるのが特徴です。ですが、翌月の支払い方法でコンビニ支払いを選んだ場合は350円、銀行振り込みを選んだ場合は銀行によって手数料が発生します。
購入した時点での手数料は発生しませんが、注意してください。
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その他手数料詳細
送料
ラクマでは配送する方法や、商品のサイズ・重さによって送料が変わります。詳しくは下記表を参照して下さい。
ネコポス | 200円 |
宅急便コンパクト | 594円~1,188円 |
宅急便コンパクトのかんたんラクマパック | 530円 |
ヤマト宅急便 | 907円~4,730円 |
ヤマト宅急便のかんたんラクマパック | 800円~1,500円 |
レターパック | 530円 |
レターパックプラス | 510円 |
ゆうパケット | 250円~350円 |
スマートレター | 180円 |
クリックポスト | 185円 |
ゆうメール | 180円~350円 |
定形郵便物 | 82円~92円 |
定形外郵便物 | 120円~1,330円 |
ゆうパック | 800円〜3,100円 |
売主が送料を持つ場合は、商品の売上金から販売手数料を引いた金額から差し引かれます。
オススメの発送方法はかんたんラクマパックです。
全国どこでも一律の送料となっており、QRコードを専用の読み取り機にかざせばあて名が印刷されるため、自分であて名書きをしなくて済みます。商品の対応サイズも幅広く、発送後のトラブルを回避するために、販売者も購入者も品物がどこを通過しているのか逐一確認でき、万が一配送中に商品が割れたりしても商品代金を保証してくれるサービスがあります。
表の送料は記事執筆時点での価格で、時期によっては変動している場合もるのでご了承下さい。
売上金の振込手数料
ラクマでは売上金はアプリにチャージされていて、現金化するには申請を出す必要があります。
その際に、一度の申し込みに対して210円の振込手数料が発生し、現金化された売上金から差し引かれます。ただし、振込先が楽天銀行であり、なおかつ10,000円以上だった場合は手数料は発生しません。
ラクマの手数料の計算方法
以上の情報からラクマで商品を売った場合、いくらの手数料が発生し、実際の売上金はどうなるのかを説明します。
ラクマで商品を売った場合、「価格-価格×0.035-送料=売上金」となります。
文字だけだと分かりにくいため、例として売値1,000円の商品をネコポスで送るとします。ネコポスは送料が全国一律となっています。上記の計算式に実際の数字を当てはめると、
1,000-1,000×0.035-200=765円
と、なります。
価格が1,000円の商品に対して35円の販売手数料が発生し、さらに送料の200円が引かれた765円が売上金としてユーザーの元に届きます。これをそのまま現金化した場合は、さらに210円が引かれてしまいます。
ラクマ:手数料についてのまとめ
以上、ラクマの手数料一覧の紹介や手数料の計算方法のまとめでした。
リニューアルした事で販売手数料が掛かるようになったラクマですが、それでも他のフリマアプリに比べれば格安と言えます。他の送料や振込手数料なども良心的なので、販売者側にとってはメリットが多いフリマアプリです。